団体概要

成り立ち

 フードバンクうつのみやは、2011年に認定NPO法人とちぎボランティアネットワークの一部署として始まりました。災害などでの被災地への食品支援を経て、より個別の困窮者支援を目的としてホームレス支援を開始しました。

 行政等からの紹介による利用者が増える中で、「個別支援のアセスメント」を社会福祉士を中心として行い、個別カルテを作成し、個別の困りごとを解決することを目標として活動の幅を広げました。

「食品は支援の入り口。その原因を解決することが本当の支援」という考えを礎に、2019年11月に独立し、NPO法人フードバンクうつのみやが発足しました。

ごあいさつ

 2023年3月に認定NPO法人に認定され、あっという間に1年が過ぎ新年度を迎えることになりました。 フードバンクうつのみやを利用する人は右肩上がりに増え、昨年度は799世帯に2,900回以上の食品支援を行いました。 利用者の増加に対応すべく食品受贈の強化はもとより、倉庫スペースの確保や設備の拡充、人員などより多くの資金が必要になると予測されます。しかしながら、フードバンク活動を支える公的な助成はほぼ皆無で、活動のほとんどは善意の寄付が支えているのが現状です。緊褌一番、活動の持続可能性を追求する1年にしたいと思います。

 また、今年度は市内に点在する困窮者へのニーズに対応すべく、宇都宮市内に相談窓口を持つ社会福祉法人などに協力を求め、簡易的なパントリー(食品を常置し困窮者の状況に応じて食支援を行う機能)を構成したいと考えています。 日本の食品ロスは、社会的に問題化され2011年ごろは800~600万tといわれていたものが、現在では522万t(2020年農水省)と多少は減ってきています。しかし、困窮者の方は新聞報道等によると4年連続で 生活保護申請者が増えてい るなど、コロナ禍以降増加 の一途をたどっているよう です。ますますフードバン クが必要とされる世の中を 実感しています。

 既述の通り、活動を維持するためは、より多くの食品とお金が必要です。認定NPO法人となり企業からの寄付を獲得するために、外回りの営業を少しづつ始めましたが、大手企業は本社の決済が必要ということで断られ、県内の有力企業は特定の団体だけを支援するのは難しいといわれることが多く、企業との人間関係を作ることから始めないと企業寄付のハードルを越えることが難しいと実感しました。

 地道に応援してくれそうな企業にアクセスをして思いを伝え、寄付を獲得するプロセスを時間をかけて作っていきたいと思います。更に、昨年10月に栃木県内のフードバンク団体が集まり「栃木県フードバンク連絡協議会」が発足しました。県内のフードバンク団体の協力体制を作り、より社会に役立つ存在にしていくのがねらいです。そして、行政や企業との連携を構築し、食品や資金の応援を受けやすい体制づくりに邁進していきます。

理事長 徳山 篤

フードバンクうつのみや 理事長 徳山 篤

団体概要

名称特定非営利活動法人フードバンクうつのみや
設立年月日2019年11月21日
代表者理事長 徳山 篤
所在地〒320-0061 栃木県宇都宮市宝木町2丁目2554-99 ふーばハウス1F 》GoogleMap
電話番号028-678-2089
利用にあたって対応時間:10:00~18:00(受付17:30まで) 
日曜・月曜・祝日・盆休・年末年始休を除く 
メールアドレスinfo@fbu2189.org

電子公告

2022年度

》決算報告書(PDF)

2021年度

》活動計算書(PDF)
》貸借対照表(PDF)
》財産目録(PDF)
》事業報告書(PDF)

2020年度

》貸借対照表(PDF)

2019年度

》貸借対照表(PDF)

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