※この活動は「J-coin基金 第1回助成」による助成を受けて実施しました※
2020年11月26日(木)~28日(土)の3日に渡り「第7回きずなセット提供活動」を実施しました。
この活動は2020年6月13日の第1回以降継続している事業です。
早いもので第7回目の開催となりました。
第7回は「栃木県内にお住まいで新型コロナウイルス感染症による影響を受けて困っている1人親家庭・学生」を支援対象とし、200セットを提供しました。
私たちの「総合相談支援」を目指すという活動方針のために、栃木県内にお住まいの方・支援対象を限定しての200件という数…。
募集開始する前は達するか不安でしたが、栃木県母子家庭等就業・自立支援センター、宇都宮市子ども家庭課子ども家庭支援室、宇都宮市保健所などにチラシ持参で企画説明を行い情報拡散をお願いしたほか、NPO中間支援センター(ぽ・ぽ・ら、まちぴあなど)にも協力していただき、200件の申し込みをいただくことができました。
第7回の大きな特徴として「知り合いから聞いた方の割合が増えた」「外国人の方の申し込みが非常に多かった」というものがありました。
前回までは「SNSで知った」という方の割合が一番多かったので、少しずつではありますがフードバンク活動を知っていただくことが増えたのかなと思います。
3日に渡り作成・発送作業を行い、無事に200セットをお届けすることができました。
第7回は精米の重量を3㎏に減らしましたが、その分他の食品を充実させるという初の試みを実施しました。
牛そぼろ煮の瓶詰め、豚の角煮などは、フードバンクメンバーが毎週集まって実施している会議で話し合って決めた封入食品です。
ここで、お申込みの際にいただいたアンケートから申込みくださった方の声を一部抜粋してご紹介します。
【困っていること】
・果物の栄養素が不足している。
・学費のために食費や生活費を削らなければならないこと。
・卒業してからの仕事が心配。
・生活費が少なくなってしっかりと栄養を取れてない。
・今年の学費はまだ支払っていないです。この前に奨学金を申請しましたが、不合格になってしまいました。
【我慢していること】
・食事の量、おかずを減らす。なるべく暖房を使わない。
・美容室に行くのを諦めてます。高いので2年は、行ってません。
・全てを削って生活している為、これ以上落とすものはありません。
・子供たちに我慢をしてもらう 何もしてあげられない。
・なんでも見切り品を買ってます。
【ご意見・ご感想】
・前回のきずなセット大変ありがたく頂きました。私より困っている方がいるはずなので 申し込むことに申し訳なさもありますが、よろしくお願いします。
・このような活動をしてくださる事で沢山の人が助かります!まだ子供が小さく手が離せないので何も出来ませんが応援しています。
・いつもありがとうございます…大変助かっています。なかなかお礼を言う機会がなく、申し訳ございません。今後もよろしくお願いします。
・政府に補助金をお願いします。
・このような支援本当にありがとうございます。凄い助かります。
アンケート結果から、食費や娯楽費を切り詰めて生活したり、食費を削って学費を払っている学生が多くいらっしゃることがわかります。
また、一部到着後にご連絡をくださり、別の支援団体と繋がっていただけた方もいらっしゃいます。
私たちは食品を提供するのみではなく、相談いただいた方の生活を根本から立て直すためのお手伝いをしております。
食品支援から更なる支援の一歩を踏み出せたことは非常に大きな成果だと感じております。
私たちの活動はご協力くださる方がおりませんと成立しないものです。
食品・活動費の寄付をくださる皆さま、団体の活動に参加してくださるボランティアの皆さまに、心より感謝申し上げます。
最後に…NPO法人フードバンクうつのみやの活動を維持・継続・発展させていくために、コチラから団体会員(30,000円/年)・正会員(12,000円/年)・賛助会員(3,000円/年)・学生サポーター(1,000円/年)に入会していただき、私たちを支えていただけませんでしょうか?
会員様には、2か月に1回(年6回)私たちの活動の模様を記載した「FBU(フードバンクうつのみや)通信」をお送りさせていただきます。
コロナ禍において、フードバンク活動の需要はますます高まっていくと予想されます。
今後も精力的に活動して参りますので、見守りつつ応援していただけますと幸いです。(伊)