30代男性、宇都宮市で一人暮らしのAさん。
2021年夏まで製造業で正社員として勤務していました。
なんでも真面目に熱く取り組む性格。成績が良く期待され、次第に増えていく仕事量。
会社に「これ以上は無理」と言っても聞き入れてもらえず、我慢に我慢を重ねた結果、うつ病を発症し退職。
正社員時代の貯金を切り崩し何とか生活していましたが、それもついに底を尽きました。
Aさんは生まれてすぐ里親に預けられ、18歳まで宮城県で過ごしました。
その里親とは数年前に喧嘩し、今は絶縁状態だそうです。
何があったのかまでは分かりませんが、頼れる身内がいなくなってしまいました。
学校を卒業してからは飲食業や食品のルート配送など職を転々とし、自分の力で生きていかねばと奮闘していました。脳梗塞で倒れ、退職したことも。1人でここまで頑張ってきたのでしょう。
4月末、生活保護の申請を済ませて、受給決定までの間の食品を求めてフードバンクに来所。
現在も再就職に向けて活動し、2社面接に行くことが決まっています。
うつ病と付き合いながらの生活です。
どうか無理のないように、陰ながら応援しています。
(フードバンクから米3kg、レトルト食品やカップ麺を6kg支援しました。)
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