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一口に「貧困」とは言えない様々な背景がある。必要な人に食品が渡るように【ボランティアコラム】

フードバンクうつのみやのボランティアに参加しました、中学3年の鈴木です。

2日間、相談支援の見学や食品の受け渡し、寄付された食品の整理などを行いました。

初日に見学した生活相談で、私は一口に「貧困」とは言えないような様々なケースを目にしました。小さなお子さんを抱えていたり、コロナによって仕事が減ってしまったり、住むところがなかったりと、様々な背景があること。最近は外国人の方からの相談も増えており、同じ言語を使っての意思疎通が難しい中、真摯に相談を受け止められている相談員の方を尊敬しました。

また、住む場所のない方や、虐待、DVにより早急な避難を必要とする方には、他の機関へと繋げることで、相談者さんの将来のことを考えて支援されているのが伝わりました。

そして、食品の受け渡しをご一緒させていただいた際、相談者の方の生活の様子、必要なライフライン(電気、水道、ガス)は整っているか、調理はできるかなどによって、お渡しする食品を選別しました。

幅広い年代の方がいらっしゃるため、どのような食品を渡せばよいか、必要な量が揃っているかを考えながら用意しました。

自分にとって、貧困の緊急性や、それでもなお食べられずに廃棄されてしまう食品について気づく機会になりました。この課題が私のような学生の間でも広がり、少しでも廃棄されてしまう食品が必要な人の手に渡ることを願っています。

*たくさんのボランティアや利用者の方と柔軟にコミュニケーションをとっていた鈴木さん。真摯な姿にわたしたちも「がんばらなきゃ!」と元気づけられました。帰り際には「2日間みっちり仕事するのは初めてで、まだまだ学生を楽しもうと思いました」と笑っていました。またぜひ事務所に遊びに来てください!(み)

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