最近の出色ニュースは、ラーメン店「寿限無担々麵」での「恩送りチケット」だろう。
まず、店で「ラーメンセットメニュー券」を¥1,000で買う。名刺丈のカードに、この食事を贈る者として、これを利用する人にあてて、一言メッセージを書く。私は「お互い様の精神でこれを贈ります」と書いた。店のスタッフはこれを入り口のボードに貼りだす。
一か月後、私は昼食のため店に入った。壁のボードを目で追うと、ナント!私の書いたカードが利用されているのを見つけた。利用した人は、そのカードに返信を一言書いている。
「今度は、自分が贈る側になりたい」と。
食事と心の、小さな交流が成り立っていると感じた。
カウンター席に座ると、隣に「恩送りチケット」をテーブルに置いて、一人の小父さんがラーメンを食べていた。店内は満席で、忙しいだろうが…。店のスタッフがどのように接しているか、気になった。もし、恩送りチケットを使う人が邪険な対応をされたら悲しい気持ちになると思ったから。スタッフは丁寧に対応していて、店主の教育は徹底しているようだ。私はこれも嬉しかった。
宇都宮に、このようなソーシャルグッドな取り組みがなされていること、素晴らしいと思いました。このような取り組みがもっと広まりますように。
皆さんも贈る側、利用する側(ご紹介も含めて)と、活用してみてはいかがでしょうか。フードバンクは健闘していますが、しかしフードバンクだけでは全てを解決することはできません~。
やさしさや思いやりをまちに広めませんか?
■この記事を書いた人:吉田ユリノさん(相談ボランティア)
■寿限無担々麺
住所 宇都宮市馬場通り2-3-5
電話 028-612-7078
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